いっしゅんだけ、

正当化も出来ないほどの汚い縺れた感情でこのままこの人との関係を続けていいのかな、なんて人のこと考えてるようで自分のことしか考えてないわたしが世界一汚いよーうえん、うぐぐぐ

中途半端な優しさは逆に傷つけるだけなんだよ、っておにいさんの家で映画見ながら言ったことがある。なんて返されたのか忘れちゃったけどたぶん、いつもみたいに「そうだね」だとか返されたと思う。おにいさんはさ、大人で、わたしは子供でさ、わたしが家の事で悩んでた時も泣きながら縋って電話かけたら夜だろうが来てくれて、無理になにがあったのか聞かないでくれた。わたしはまだまだ子供だから、意味わかんないとこでわがまま言ったり泣き出したりいきなり暴言吐いたりわたしでもわたしが分かんないのに、たった数ヶ月関わっただけのおにいさんが分かった気になんないでよ、なんにも知らないくせに、電話で一方的にぶちまけた時も「うん、そうだね」ってやっぱり大人だった。

その、無機質なただ音として感じられる「そうだね」が心地よかった。でも人間、ずっと一緒にいると情が湧いてくるもの。まるで恋人にするみたいな甘い言葉もキスもハグも、わたしなんかに向けられちゃキャパオーバー。せっかくの強がりも距離も一気になくなって逃げ場も無くしちゃった

仕事で疲れたおにいさんを労る優しさを持ち合わせる程の余裕が無かったさっき、「今日は会わない、今度にしよ」って言ったらすぐさま冷たく「ばいばい」ってすぐに電話を切られて、唐突な終わりにしばらく耳にスマホを当てたままだった。

捨てられてもだいじょうぶ!って強がりが一気に崩れ落ちて笑いが止まんなかった。責任取ってよ!なんてかわいい言葉掛けられないくらいこの関係は気持ち悪くてドロドロしてるかもね。ねえ、地獄で会いたいね