10代で死ねるチャンスを本気で逃しちゃったからさ、

泣きまくった、久しぶりに男の前で泣いたなあ、はあひいふう。はぁ、とかへぇ、とかの相槌ばっかでオナニーにはちょうど良かったなあ、死にたいなあ。看護師さんはやさしくて、先生はわたしのよくわからない言語の話を笑わずに聞いてくれて、何言ってるのかわかんないみたいな顔せず真剣で、心理検査の先生もわたしが「この絵と気が合わない!怖いより不快!たぶん向こうもわたしのことがきらい!」と言っても笑わなかったな、ここの病院は笑わない人ばっかりだな。

少しの勘違いをでっかく捉えて、しにたくなって、床殴りながらしゃくりあげながら太ももにあざ作りながら、「ああ、明日外出禁止がとけるなあ、コンビニでカッターでも買ってやろうかなあ」とか考えながらずっと泣いてた。好きな看護師さんが「ももちゃんを見た瞬間からかわいいなあ〜と思ってたけどね、病室の机にシルバニアたちを看護師側に向けて置いてくれてるのを見つけた瞬間もっとすきになったよ」と言ってくれて、うれしくてブスな笑い方しかできなかったなあ。

わたしが入院してから、初めて泣いた時おじさんに電話かけて「しにたいよーしにたいよーーーー」って言ったらその人いつものトーン、音で「まだ死なんでもええんちゃう?」って言ってくれたなあ、この言葉何回目だろうなあ。

まいにちまいにち、採血したりレントゲン撮ったり脳波はかられたり、絵を見て何を感じたかだとか 意味がよく分からない問題を勘で答えたりだとか、まいにちほんと、なにやってんだろう。

わたしがなりたかった大人はこんなんじゃなかったなあ。

 

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