おはよう、おやすみ、醒めないで、さよなら

わたしの腕の傷はずっとずっと、過去の傷にはなんないよ。

「それ、世界で一番嫌い。もうしないで、次やったらもう会わない」っておにいさんに言われてもやっちゃったし、結局私たちはクズでどうしようもないから今もまだ会ってるし。傷の舐め合い慰め合い。わたしたちはこれからも、謝って、誤って、絡まって生きてくんだね。

分かられたくない、簡単にわかった気になんな。なんにも知らないくせにっておにいさんに怒ったこともあったけど、おにいさん大人だから愛想笑いで済まされちゃったあ、これ前にも書いたね。未だに思い出してイライラしてる。馬鹿な女演じてわたしはなにがしたいんだろう、馬鹿な女で終わらせなきゃ。

前までは 家から逃げたくて卒業したら好き女さんと住むことを約束してたんだけど、最近はおにいさんから逃げたくてはやく、早く逃げなくちゃって焦ってる。早く逃げなきゃって思っちゃうなあ、なんでだろう、わたしこれ以上だめになりたくないのかも。

 

この狭い4畳の酷く甘く煮詰められた地獄みたいな部屋で、大好きな人が「死にたいなら死ね」って言った。

私が死んでも死ななくても、結局は変わんないんだよ、全て。

慣れは来るし、わたし、死んじゃったあの子のこと、思い出す事も少なくなってきた。お葬式で流れてた歌は未だに聞けないくせに。ばかみたいだなあ、苦しいなあ。毎月 月命日にお菓子持ってその子のお家に行くんだ、手を合わせに。忘れないように。二度も殺さないように。

わたしは、誰かの、唯一になりたいだけなのに。やっと唯一になれたとおもったら、わたしはその人のこと好きじゃないのかも。好きってなんなんだろう、私なんかの事を好きなこの人 気持ち悪いって思うし、怖いし、何考えてるのかわかんない。大人だから。大人ぶってるから、わかんないや、同い年の子と付き合えれば何か変わったかな、わたしこれからどうなるかな、貰ったペアリング おにいさんと会う時以外で付けれてないな、

もう全部終わりにしたいな。

最近のわたしはだめだめだなあ、ずーーっと何かに追われて逃げて、全部に怯えてイラついて。

おにいさんに抱かれてる間だけ、その人だけのものになれた気がする。わたしの存在意義がわかんないや、孤独が消える瞬間がそれでしかないなら、わたしはもう、彼氏も好きな人もなんにも要らない。酷く甘い地獄にはそれ相応の罰が待っていて、わたしはずっとそのツケに追われて逃げ回っている。孤独から抜け出せない日々、愛情に飢える日々、どれにも地獄が存在していて、わたしがどれだけ孤独で苦しんだとしても誰も救えない。同じ地獄に居たとしても、誰一人としてわたしは救えないし、誰もわたしに救われない。

簡単にわかった気になられるような、軽い女には絶対になりたくなくて。なりたくないものだけが確立されていって、毎日まいにち真っ白で不安しかないのに、わたしは嫌いなものばっかり増えていく。一度全てを終わらせようと、死のうとしたのに、今もまだ生きていて、後悔しかないんだ、わたしの人生。

わたしを好きでいてくれてる子には誠実でいたくて、お金なんて要らない、DMくれるだけで嬉しい、わたしはみんなの相談屋さんで居られたら、だいじょうぶ屋さんで居られたら、もうそれでいい、わたしの本当はそこでしかないんだ。わたしの本当はそれしかないんだ。

導く光にはなれなくも、同じ影で居られたら、だいじょうぶだよって手を引くんじゃなくて、やさしく繋げたら、手を取り合えれば、もうそれでいいんだ。希望なんてなくっていいんだ、だってわたし、名前に絶望を背負ってるし。光なんて求めてない、希望なんて、求めてない。

あるのは愛と、ほんの少しの甘い絶望。

 

f:id:muimogyu:20211108202210j:image